暑中お見舞い申し上げます
八月の第1週目ですね。
八月の別名は葉月、旧暦では秋にあたるので「葉落ち月」が「葉月」になったと言われています。
連日の酷暑。。。しかもコロナ感染がこれほど蔓延している中、外に出る気にもならないので、久しぶりに家で映画でも観ましょうかと…
なんとなくタイトルに「八月」と名のつく映画を探してみました。
「皇帝のいない八月」(1978)「八月の狂詩曲」(1991)
私が見つけられたのはこの二つだけ。
「八月の狂詩曲(ラプソディ)」は長崎の被爆体験者の祖母とそのたちのひと夏の交流を描いた黒澤映画……リチャード・ギアが出演したこともあり、ご存知の方も多いと思います。
これは、確かテレビで観たような気がするなぁ……
そして「皇帝のいない八月」…自衛隊の反乱分子によるクーデターを描いた小林久三原作、山本薩夫監督の映画です。
これも私観た気がするなぁ……
と思いながらも、もう1回観てみることに。
考えたら44年も前の作品。豪華キャストでそのほとんどがもうお亡くなりになっていますが、懐かしいブルートレインが出てきたり(列車ジャックされるんだけど)若かりし頃の森田健作、永島敏行、風間杜夫とかがチラッと出てきたり、なんといってもうら若き吉永小百合の美しさが際立っていました。
クーデターの首謀者である藤崎(渡瀬恒彦)の役は、最初は兄の渡哲也でキャスティングされていたそうですが(石原軍団の)都合で変更になったそうです。でも、あの役は渡瀬恒彦で良かったと思う。いやぁ、渡瀬恒彦は良かった。(だって、とっても魅力的だったんだもの❤)
藤崎(渡瀬恒彦)と妻杏子(吉永小百合)は最後に抱き合って爆死してしまうのですが…このシーンが無意味という人もいるけど、このシーンは私は大事だと思っています。
今観ると、
このストーリーの中にある難しいテーマが現代とかぶる部分もあり、尚且つこんな魑魅魍魎の政治家たちが、でもほんまにこんな奴がおるかもしれんと思ってしまう恐怖……
その上で納得いかない最悪の結末(乗客皆殺しという有り得なさ)が腹立たしくもあり
この映画の内容に関する不満は多々あるものの
もう1回観たいと思った時点で、
私にとっては面白い映画だったと言えるのかもしれませんね。
因みに「八月」は12画。12はどちらかといえば凶数…慎重さを欠いて行動してしまうという意味があります。
「葉月」は19画、これははっきりとした凶数ながらキラリと光るオーラがあり、儚いながらもインパクトの強い夏の思い出にリンクしますね。
皆様、どうぞご自愛くださって、この夏を健やかにお過ごしくださいませ🍀*゜
