家族のお弁当を作り始めて、もう40年程になります…
そのお弁当に欠かせないのが「たまごやき」。黄色い玉子焼きを二切れか三切れ、その彩りがあるだけでなんだかお弁当として形が整う気がする。
お弁当の写真を撮り損ねたので…これはそのお弁当の僅かな残りで、私の朝食(笑)↓

我が家の玉子焼きは色々歴史がございまして、最初は甘い甘い玉子焼きでした。
それは、私の母が作ってくれていた玉子焼きがそうだったから。
私の生まれ育った九州福岡では、多分それが普通だったかと思います。
しかし、嫁いで大阪で暮らし始め子供が出来て暫くしたら…あるカルチャーショックに見舞われました。
子供の家庭科の宿題で「玉子焼きの作り方」を聞いてくるようにというのがあり、我が家のレシピを伝えたところ…次の日学校から帰ってきた子供が「お母さんのおかげで恥かいたわ」というのです。
「玉子焼きにお砂糖なんか入れへんわとみんなに笑われた」と。
関西では玉子焼きは「だし巻き玉子」が一般的だということを、私は初めて知りました。
そして又時が流れ…東京に落ち着き……
現在私が作る玉子焼きは…
少しお砂糖が入った、出汁入り玉子焼き。
誰の意見にも左右されない、(文句言うなら食べるな)的な、「私好みの玉子焼き」を作っております(笑)
誰の妻としてでもない、誰の母としてでもない…
私は私自身のために、
一日一日を大切に活きようと思う今日この頃です。
